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牛乳は毒?!ネットにはびこるトンデモ科学を見分ける方法

最近「牛乳は毒」「日本は食品添加物大国」といった話がFacebookでシェアされてきました。牛乳が毒とはにわかには信じ難いので詳しく見てみると…

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トンデモ科学を見分ける方法

前提として言っておきますと、私は栄養学を学んだ事もありますが今は全く関係ない仕事をしているのでほとんど忘れています。いち素人と思っていただいて差し支えないです。

ここに書いた事はネットで調べればわかる事ばかり。私と同じ結論は誰でも得られます。何も特別じゃないですし専門的知識も要りません。私は医者でも科学者でもありません。

Webに氾濫する情報の中で信頼できるものを見分けるにはどうしたらいいのか。私の実践している方法を記しておきます。

 

日本は食品添加物大国?

先日「日本は食品添加物大国であり、食品の安さには秘密がある」という趣旨の記事が話題になっていました。すでに記事は削除されていますがWebに保存されていたものがこちら。

 
まず私は「日本って食には厳格なイメージだけど他国に比べて疎かだなんて本当かな?海外の毒々しいケーキとかの方が添加物入ってそうだけど」と感じました。漠然とですが趣旨に疑問を持ったわけです。

なぜ日本の食事は安いのか?
利益ぎりぎりでやっているから? それもあるかもしれない。企業努力は実に涙ぐましいものがある。それから為替相場。下がったとはいえ相対的にまだ円高傾向にある。だけど、あんがい見落とされがちなのが食品添加物の存在。これのおかげで原価を低くおさえられているといえそうだ。

 

この辺りで本格的に怪しいと感じました。食品添加物を入れると原価が抑えられる、という理屈にハテナが浮かんだ為。

コンビニおにぎりはコメを水ではなく、油やシリコンで炊く。さらにpH調整剤などの保存料を加えている。油で炊いている証拠に、おにぎりをひとかけら水の入ったコップに入れれば、ちゃんと油が浮く。海苔にも油がしみこんでいるから持てば指がヌルヌルする。「ランチパック」のような調理パンも添加物がすごい。パン部分だけでも塩化アンモニウム、リン酸塩、炭酸カルシウム・・加えて具にもたっぷり含まれる。まあ、まともじゃない。作っている会社の社長はまず食べないというシロモノだ。値段が安いのは、ある程度長持ちするからこそである。

 

ここで「ああ、これはトンデモ系の話だな」と確定。コンビニのおにぎりは水でなく油やシリコンで炊かれているそうですが私はそんなにベタベタしたおにぎりは食べた事がありません。添加物が多い=長持ちする=値段が安いというロジックもピンときません。

参考までに国別添加物の品数は

アメリカ   133品目
ドイツ    64品目
フランス   32品目
イギリス   21品目

さすがアメリカは多い。ヨーロッパは規制が厳しいことがわかる。スーパーで買おうとレストランで食べようといちいち高いのは、保存料などの添加物が少ないぶん、廃棄コストの割合を多めにおり込んでいるためでもある。さてわが国はどうかというと・・・

日本    351品目

 

どうやら日本は諸外国に比べて認可されている食品添加物の数が多いとの事。日本の基準で認可されているならいいんじゃないかとも思いますが、最初に感じた疑問にも通ずるので調べてみました。

Googleで「日本 海外 食品添加物」と検索するのですが、最新情報が欲しいので検索期間を2014年1月からに設定します。出てきた結果がこちら

ネット-トンデモ科学01

 
一つ目のPDFは長過ぎて情報がまとまってなかったのでスルー。二つ目のサイトは上記ブログと全く同じ事が書いてあり、2007年8月時点の情報と記されていたのでスルー。三つ目。

 
ここに目当ての情報が書いてありました。きちんと公的な情報へのリンクつき。記事自体はまた別のブログ記事への検証結果のようですが、結論を引用すると以下になります。

日本の食品添加物は、指定添加物が400種類、既存添加物が300種類。
アメリカは、添加物として600種類程度、日本の既存添加物に近いGRASが200種類程度。
EUは300種類程度ですが、加工補助などに用いられる添加物を含まない。

日本の食品添加物の種類が他国と比較して格段に多いことはありません。また、国によって認可されている食品添加物が異なり、単純に比較することはできません。例えば、日本の既存添加物やアメリカのGRASのように、食文化によって添加物は大きく異なってきます。表示義務に関しても、他国と比べて遅れている、とも言えません。

 
以上の調査で件のブログ記事はデマである可能性が高い、という結論になりました。添加物を使う=廃棄コストが安いというのも結局よくわかりません。

大切なのは情報を惰性で受け入れず疑問を感じる感性を磨く事、そして疑問を感じたら適切な方法で調べる事です。

食品添加物が信用できない、摂りたくないという方は避けて生活すればOK。それは個人の自由です。実は基準以上に含まれていて身体に害をなす働きが隠されているものもあるかもしれません。

ただまともな根拠もない事を声高に悪だと警鐘を鳴らすような真似はやめた方がいいです。科学的な検証をないがしろにする合理的理由は決して多くないはず。

 

トンデモ科学の3つの特徴

件の記事は現在削除されていますがFacebookで数万のいいねがついていたようです。全てが賛同の意味合いではないでしょうが概ね肯定的な反応だったと思われます。

スマホだとどうしても詳細な情報まで調べにくいですからそれが原因かもしれません。そこで素人でも「この記事は怪しい」と判断するためのポイントを3つご紹介。

1:ソースへのリンクなし、またはソースが公的機関・専門家でない

先のブログもそうですがソースがありませんでした。ソースというのは情報元です。ここで発信された情報について書いてますよ、という元記事の事。逆に答えを結論づけた参考ブログでは公的機関の発表をソースとしていましたね。

要はソースのあるなしでは情報の信頼度が段違いだという話。専門家が編集しているわけではありませんが、最低レベルでWikipediaのリンクくらいは張るべきです。一応詳しい方が訂正するという自浄作用もあるみたいですし。

一般人が書いているのにソースがない、またはソース自体の信憑性が微妙という場合は鵜呑みにするとまずい情報です。断言口調の場合もNG。

2:世の真理を見つけたかのような謎の理屈

これが真理だと思いませんか?みたいな文脈を見つけた時も要注意。宗教的な印象を受ける、と言い換えてもいいです。「科学的根拠が薄いからその理屈が深奥を突いている事にしたい」と言っているようなもの。

後述する牛乳のパートでは人間の乳を牛の赤ちゃんに注射すると死ぬ。牛には牛の、人には人の乳でないとダメな事がわかると書かれています。

これは極論が過ぎるというか意味不明です。家畜の肉でなく人の肉を食べろとでも言うのでしょうか。よくわからない理屈には洗脳されないように。

3:アメブロ

これは書くかどうか迷ったのですが3つの方が締まりもいいと思い一応挙げてみます。

今回ネットサーフィンをして思いました。圧倒的アメブロ率です。なんかもうアメーバがそういう人を募集しているんじゃないかってくらいの割合です。

アメブロはブログ黎明期から知名度を誇ってきたせいかライトなユーザがほとんど。敷居の低さからWebに精通していない方が多いです。

要は「ITに詳しくない=情報の検索の仕方や発信の仕方が適切ではない」というケースが多いのではないかなという事。謎の改行も多く見づらいったらありません。先ほど使った情報の期間を限定して検索するなど活用してなさそう。

とはいえ「アメブロだったらその情報は疑ってかかれ」なんて話ではないので悪しからず。

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牛乳は猛毒?

で、タイトルにもあるように牛乳は毒だという話もFacebookで回ってきました。このページ

 
調べてみたら似たようなページの多い事!まずそれに驚きました。詳細はリンク先をどうぞ。あまりにも長いので論旨をまとめます。

 
代表的なのはこんなところ。では一つ一つ見ていきましょう。

 

乳糖不耐症

言葉を聞いた事のある方も多いと思いますが、牛乳を飲むとお腹を壊す人がいるのはこのためです。これは哺乳類のほとんどが持っている特徴でありアジア人は特に多いそうです。私は大丈夫。

乳糖という成分を消化できない、だからカルシウムが吸収できないという理屈でしょうか。うーん疑問が残ります。だって乳糖とカルシウムって別物じゃないですか。乳糖の膜にカルシウムが包まれているわけではないでしょう。

炭水化物が分解されてグルコースになって、とかタンパク質が分解されてアミノ酸になって、とかそういう性格のものが途中で阻害されるのなら理屈としてはわかるのですが…

そうでなければ「お腹を壊した時に一緒に食べた食品の栄養は吸収されない」という話になってしまいます。その他様々な要因で多少吸収効率が落ちると仮定しても「ほとんど吸収できない」なんて事はないでしょう。

詳しい方がいたら教えて下さい。乳糖の分解・消化ができないとカルシウムの消化・吸収ができなくなるのですか?私はそうは思いません。

 

ノルウェーの牛乳消費量と骨粗鬆症

単純な消費量が世界一なのか一人当たりの消費量が世界一なのかは書いてありませんでしたが、どちらにせよノルウェーは牛乳の消費量が世界一ではない可能性が高いです。

ネット-トンデモ科学02

米農務省(PDFです)

 
見づらくて恐縮ですが、2013年度のところでアメリカが28,884、日本が3,950、そしてEUは28ヶ国まとめて33,500(単位は1,000トンです)。

アメリカは人口3.2億人なので割ると一人当たり90L。日本は人口1.3億人なので一人当たり30L。私は確実にもっと飲みますが、飲まない人も含めればこんなところでしょうか。

EUは28ヶ国分のデータですが、同じく28ヶ国分の人口である7.5億人で割ると一人当たり44Lになります。また一人当たりでなく総消費量で考えれば一位はインドです。

EUを単純に28で割るのはやや乱暴ですし、EUの中でもそこそこのウェイトを占めていそうなので実際の消費量はもっと多いでしょうが、少なくとも世界一という事はなさそう。

「世界一牛乳を消費するノルウェーでは骨粗鬆症は日本の5倍」という説はデマのようです。そもそも根拠となる資料が見つかりませんでしたし、あったとしても牛乳だけが要因ではないでしょうね。

気候や人種など、様々な条件が違う中で一要素だけ比較するのは安易と言わざるを得ません。日光などからビタミンDを受け取らないとカルシウムは有効活用されないんですよ。

 
東京と埼玉の比較ならまだ有用なデータになり得たかもしれませんが、これは信憑性が極めて低いと言っていいでしょう。

 

悪玉コレステロールと動脈硬化

牛乳は脂肪分が含まれているので悪玉のコレステロールが溜まります。飽和脂肪酸というやつですね。魚や野菜に含まれている脂肪分は不飽和脂肪酸といって悪玉コレステロールを減らしてくれるいいやつです。

試しに「動脈硬化 牛乳」で検索してみました。もちろん2014年1月からの期間指定検索です。ヒットしたのは以下のページ。

 
途中まで読み進めて気になる箇所が。

仮に牛乳を1日1ℓ飲むとすると、それだけで、アメリカ心臓協会と、政府の食べ物と栄養と健康に関する特別委員会が定めた一人当りの一日の脂肪摂取量の3分の1を超えてしまうということです。

 
1日1ℓ!例として提示するには極端すぎやしませんかね…先のデータで言えばアメリカ人は一日当たり250mlですよ。

そのまま読み進めていくともっと凄い記述が。

1日1ℓの牛乳を飲めば、脂肪35グラムを摂取したことになります。この35グラムは、体重50ポンド(約22.5kg)の平均的アメリカ人男性が一日に摂取すべき脂肪分の半分の量に相当します。

 
平均的アメリカ人男性が体重22.5Kg?!しかもさっき1/3って言ってたのに今度は半分?!そもそも1日1ℓも飲みませんよ!

なんともツッコミどころの多いページでした。こんな記事がFacebookで500いいねつくのも凄い話。絶対みんな読んでませんね。ちなみにソースへのリンクなしです。

上記ブログはデマなんてレベルじゃないですが、脂肪分が高いからこそ低脂肪乳という商品が出てきているわけです。とても論理的な進歩ですね。ここで疑問を抱くのがそもそもおかしな話。

まさか低脂肪乳を知らないなどとは言わないでしょう。それを一緒くたに「牛乳=高コレステロール=悪」と切り捨てるのもずるいですよね。

 

私は牛乳が毒とは1ミリも思っていません

もちろん取り上げたブログ主さんが善意でやっているのでしょうし、もしかするとそれは真実の一面かもしれません。ただそれが誤情報だった場合、Webに氾濫する事は結果としてデマ・煽動と同質の意味合いを持つと言う事はご理解いただきたいところ。

人体にとっては全ての食品に効用がありリスクがあります。毎日食べる白米だって糖尿病の危険性を上げるんですよ。一面だけを見て悪と決めつけるのは論理的ではありません。全てはバランス、程度問題です。

××が身体に悪い、だから一切摂らない!○○が身体に良い、だから毎日食べる!これは間違った食事の典型例です。

リスクが全ての食品にある以上、特定の何かに偏る事こそがリスクです。

 

私の思う事まとめ

医学や科学、食の情報は自分で真偽を確かめ自分で選択しよう。自分の身体に関わる事です

そのための3ステップ。特にソースの確認、理屈の検証は必須。アメブロかどうかはまぁ…参考程度に

ネットで情報を発信している方は内容のアップデートを。それはある意味で責任

私は牛乳が害悪と思わないのでこれからも飲みます。全てはバランスと付き合い方の問題

途上国では政府や反社会勢力によって考える事にすら規制がかかるのも珍しくないようですが、日本においては思想や言論の自由が保障されています。

しかし根拠に乏しい事象を事実のように不特定多数に呼びかけ、それが間違っていた時に訂正もしないというのはいただけません。意見を発する時は賛同も批判もあって当然ですが、その賛同を得るための行動に理がないのではちょっとなぁと思ってしまうわけです。

皆さんはどう思いましたか?

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