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地震や災害時にLINEで電話するのはいいの?→ダメではないですが通話は控えましょう

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熊本の大地震でLINEが自社の格安通話サービス「LINE Out」を無料公開していますが、これは被災地側からすれば通常の電話と同じです。災害時には通話は控えましょう。テキストのやり取りか安否確認サービスの利用を。

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地震や災害時のLINEの通話はOK?NG?

熊本の大地震を受けてLINEが「LINE Outを一回10分間まで無料にする」という発表をしています。ツイッターのLINE公式アカウントが拡散希望というハッシュタグつきでつぶやいており、すでに15万回もリツイートされています

 
楽天が買収したViberも同じ内容で追随

 
東日本大震災でも現地への電話が相次ぎ繋がりにくい状態となった事は記憶に新しいはず。あの頃はまだLINEはありませんでしたね。

一見すると「LINEやるじゃん、どんどんこれで通話しよう」となりがちですが、通話料金は別にしてもちょっとこのツイートは説明不足でした。LINE Outは被災地への安否確認にバンバン使うようなサービスではありません。

解説がめんどくさい人は一番下の「まとめ」以下を読めばOK。

 

LINE Outって何?

そもそもLINE Outという言葉を私は初めて聞きました。一応スマホや通信系のニュースをチェックして解説している私が聞いた事がないのですから一般人は誰も知らないでしょう。

調べてみると当時「LINE電話」としてリリースされたサービスがいつの間にかLINE Outと名前を変えたものでした。そんな発表あったかな…

通常のLINEの無料通話は電話番号を使わないIP電話なのでデータ定額契約をしている限り通話料金が無料ですが、このLINE Outは固定電話・携帯電話の番号宛に発信ができるもの。

「LINEアカウント同士の無料通話」とは根本的に違います。発信には携帯電話番号が必要。LINEを通す代わりに通話料金は激安ですよーというサービス。SkypeやViberも似たようなものです。

 

LINE Outは途中でIP電話ではなくなります

料金の違いはともかくとして災害時の話に戻ります。お伝えしたようにLINE Outは災害時に積極的に使うようなサービスではありません。

携帯電話や固定電話は「回線交換」という技術が使われています。通信が混み合っていなければ一定の品質が保たれるサービスですが通信が混み合うと接続不可能に。これは輻輳(ふくそう)と呼ばれる状態。

「途中でIP電話ではなくなる」という表現が正しいのかわかりませんが、簡単に言うと通話先が電話番号だから電話が混み合うのは変わらないよねと思えばOK

回線交換は輻輳が起きやすい

普通の電話→回線交換を使った発着信
LINEの無料通話→パケット交換を使った発着信
今回のLINE Out→発信はIP電話、通話先は電話番号(つまり回線交換)

 
対してIP電話では「パケット交換」という技術が使われています。パケット交換でも混み合えば輻輳が起こるのは同じですが、データ処理の効率がいいので災害時は回線交換よりも輻輳が起こる可能性は低いと言っていいです

パケット交換は輻輳が起きにくい

 
「交換」という言葉に違和感があるなら「接続」「通信」という言葉に置き換えるとわかりやすいかもしれません。もっと言ってしまえばパケット交換は「インターネット」と理解すればOK。IP電話=インターネット電話。

最近は「VoLTE」というLTEの電波を使った高品質通話に対応したスマホも出てきていますがこれもIP電話の一種です。3Gの頃は通話は音声交換でしたがVoLTEはパケット交換。「基本機能の電話もインターネットでやっちゃおう」というもの。

固定電話→回線交換
携帯電話→VoLTEならパケット交換
IP電話→パケット交換

 

災害時の音声通話自体が効率が悪い通信手段

電話が混み合い輻輳が起こると効率はさらに悪くなります。発信というアクションに対して繋がらなければ見返りはゼロ。大抵の人は繋がるまで発信を繰り返すので輻輳状態はなかなか改善されません。

災害時は回線交換というデータ処理の仕組み上の回線使用効率の悪さだけでなく、通話という行為自体がムダになってしまう事が多いはず。

ムダというのは電話が無価値という意味ではありません。被災した大切な人とリアルタイムで双方向に会話をしたいというニーズはもちろんあるでしょう。

ただ平時から災害時の冗長分まで担保するとなるとその設備投資は普段のケータイ代金に上乗せされる事になるので、このあたりは技術革新を期待しつつ運用効率の向上が必要かと思います。

興味のある方は総務省がまとめた東日本大震災における通信の被災・輻輳状況という資料を見ておくといいですよ。参考に画像を置いておきます

東日本大震災における通信の被災・輻輳状況

輻輳状況の例(NTT東日本)

 

災害時には電話は控えましょう

というわけで音声通話は災害時には電話は控えた方がいいという結論になります。鉄則として避けるべきは通常の電話(固定電話・携帯での通話)で、使うならLINEの無料通話などパケット交換のIP電話にしましょう。

とはいえ通話自体が結構なデータ通信量なのでこちらも殺到すれば繋がらなくなるのは同じ。格安SIMの通信速度はドコモやauと同じ?通信品質は帯域の混雑度で決まりますでも似たような事を書いています。

誰もが使わなくなるとシステムの意味がないので使用禁止とは言えませんが、本当に通話が必要な人の為に空けておこうくらいの感覚でいいと思います。代替手段で済むならそうしましょう。

LINE Outは被災地からの発信ならば有効活用出来る

要は音声通信が混み合うかデータ通信が混み合うかという事。しかし被災地では回線交換とパケット交換の効率の違いから音声通信が混んでいるはずです。

であれば発信がデータ通信であるLINE Outは被災地からの電話をかける場合なら有効活用できる可能性があります。当然データ通信も混雑していれば繋がらないのは同じですが少なくとも負荷は分散できるでしょう。

LINEの今回の対応については「スピードや姿勢は評価すべきだけど中身が伴っていなかった」という感じです。

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まとめ

LINE Out(旧LINE電話)はLINEに登録した電話番号から安い通話料で電話がかけられるIP電話サービス。SkypeやViberと同じ

通常のLINEの無料通話(パケット交換)と違い途中からIP電話ではなくなる(音声交換)ので通信網が混み合ってしまう

LINEの無料通話ならデータ通信なので大丈夫。ただ普通の電話・IP電話に関わらず通話自体が高負荷なので災害時は控えよう

災害時の連絡手段はどうすればいいの?

災害時に連絡を取るなら電話ではなくテキストベースのやり取りが望ましいです。LINEで言えば普段使っているチャットの事。通信効率はとても良く回線の負担は軽いです。既読マークは安否確認になります。

どうしても音声で安否確認を取りたいなら171の災害用伝言ダイヤルを使いましょう。110番とか119番と同じように171番に発信するだけです。

災害の全容やアウトラインを知りたいならばGoogle クライシスレスポンスが便利です。一機能として個人の安否確認ができる「googleパーソンファインダー」も利用可能。

国と通信会社がマニュアルを作るべき

手紙や電報しかなかった時代とは違い現在は「通信」が連絡手段の主となっています。音声通信だろうとデータ通信だろうと電子機器を使った通信である事に変わりはありません。

日本の通信ネットワークは非常に高いクオリティを持っていると思いますが「災害時のマニュアル」という括りで見ると物質的なものだけが一般化されている気がします。

日本は災害大国なんですから国と通信各社が連携してマニュアル作りを進めるべき。今回のLINEの行動だって賛否が出てしまっています。必要なのは専門家の正しい見解がわかりやすく世に広まる事。

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