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秒刊サンデーの福島関連記事の炎上で思う、海外サイトの翻訳メディアと著作権

炎上している福島関連の記事で思う、海外サイトの翻訳メディアと著作権について

秒刊サンデーというエンタメ情報サイトが海外発のデマっぽい情報を翻訳し記事にした事で炎上しています。海外のサイトのコンテンツを翻訳するのは著作権的に見るとどうなのでしょう。

秒刊サンデーの福島関連記事が炎上した経緯

経緯をあっさり説明すると、まず海外のあるサイトが以下のような記事を10月30日に公開しました。後述しますが翻訳はしません。

Americans and Canadians have been eating radioactive fish filled with bloody, cancerous tumors, as a result of contamination with radiation in the Pacific ocean from the Fukushima nuclear disaster in Japan.

SURPRISE! You’re Eating Fukushima Radiation; Bloody Cancerous Tumors in Fish & Seafood

 
11月3日、それを秒刊サンデーという日本のエンタメ情報サイトが翻訳して記事にしています。画像も上記記事から一部転載。

海外のFMラジオのメディア「superstation95」によると福島第一原発の影響で魚がとんでもない病気となっていると報じております。またその魚の一部を、消費者が口にしているなどという二次災害も起こりうると発表。その恐ろしい魚の様子が掲載されております。

【ヤバ過ぎ】福島原発の影響で魚がとんでもない病気に!既に食っていると話題に

 
記事の内容も画像もショッキングなものなのでドドっと広がる事に。同日、そこに「元記事の画像は福島と関係ないしデマじゃないの?信頼性の低い情報をそのまま転載するなんていい加減じゃない?」と検証記事を書いた方が現れます

汚染水のおかげで、魚に影響が出ているというウワサを、なにやらグロっぽい写真と一緒に記事にしているわけなんですが、ちょっとあまりにいい加減な書きぶりに、憤りを感じたので、タイトルも直接的なものにし、丁寧に検証して差し上げようと思います。

【ヤバ過ぎ】秒刊サンデーのフクシマ関連の記事があまりにもいい加減だったので検証する

 
実際に海外への放射線の影響がどうなっているかは別として、使われている画像のことごとくが311以前の無関係なものであるという検証結果を見ると記事自体はデマというのが濃厚な感じ。

ユーザがそのあたりを秒刊サンデー側に突っ込んだところ「情報元を紹介しているだけなので信じるか信じないかは読者の自由。事実確認はうちはしません」というスタンスの様子。

 
少なくとも福島原発や放射能の話題がUFOやネッシーと同レベルだというのは無責任にもほどがあるでしょう。

 

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一次ソースなら情報のみを提供するのはおかしくない

と個人的には思います。一次ソースというのはきちんとした取材をしたTVや新聞社、そのネットメディアなど。ライターの主観を書かれても中立性を失う事になりますしそれは責務でもあるでしょう。

連載や企画と違い”ニュース”であれば事実のみを簡潔に伝えてくれるのが望ましいはず。NHKのアナウンサーに「私はこう思います」なんていちいち言われても微妙ですよね。

 

じゃあそれをネタに二次的な情報を発信する場合はどうなのか

今回の秒刊サンデーはいわば二次的(あるいは三次的)な立ち位置です。中立性など気にする必要はなく色々なオピニオンが出てくるべきなのがこの二次ソースと呼ばれるメディア。

うちは個人ブログなので独自取材などそうそう組めるはずもなく当然ココに位置します。今までの記事を読んでいただくとわかりますが、自己の体験以外はニュースを元に自分の意見を書いてきていますね。

逆にそれをしないで本文や画像を持ってくるのはゆるく言うとパクリ、厳格に言えば著作権の侵害に当たるケースが増えてくるでしょう。

 

英語ソースの引用は翻訳権の侵害に当たる?

そう言えば以前、やまもといちろうというインターネット事情に詳しい方がTABI-LABOというサイトを糾弾した事がありました。同じく海外情報ソースの無断転載や参照元の表記ミスなどが原因です。

 
その時に少し調べたのですが、著作権には翻訳権や翻案権など特に言語をまたいだものに制約が多くややこしかったのを覚えています。

インターネット上で日記やブログ、または個人サイトで英語などで書かれた文章を許可なく翻訳し、インターネット上にアップさせる行為、これは翻訳権の侵害になります。

ネコにもわかる知的財産権

 
私がやっている↑この灰色ボックスは”引用”というやつで「他から情報の一部を参考として引っ張ってきます」というもの。量が多すぎるといけないとか要件が決まっていますが無断でやってOKです。

が、上記リンクの記載を見るに、他言語の文章を引用する場合は原文を持ってこないと翻訳権の侵害となり、勝手に翻訳して記事化してもやはり同じのよう。要は直接許可を取らないとダメ。誤訳したらそれはそれで翻案権や同一性保持権も関わってきそう。

個人間ならともかく企業運営のメディアであれば訴える訴えないの話になる可能性もあるでしょう。海外サイトの記事を引用する場合、また引用の要件からはみ出すくらいの量を転載する場合、そうならないように著作権者と契約を結んだり許可を取ったりという作業が必要。

判例とかもなさそうですし、基本的にはわからない事だらけなので怪しかったら著作権者と連絡を取り確認するという流れが健全ではあります。

少し前に書いたおすすめのWeb漫画「バジリコの魔法使い」がいつの間にか電子書籍化していたでは漫画本編の画像を載せていますが、画像にキャプションを入力する事が同一性保持権を侵害していないか判断がつかなかったため記事化する前に作者さんに連絡して許可をいただいています。

 

無断翻訳は秒刊サンデーに限った話ではない

秒刊サンデーに限らず「海外のサイトから画像をパクり記事を翻訳する」というコンテンツのサイトは日本に溢れています。ネタ系・サイエンス系・ガジェット系など大手メディアから個人ブログまでなんでもござれ。

引用というスタイルを使わない、ネタ元のリンクを張らない、ウォーターマーク入りの画像も勝手に持ってくる、とやりたい放題(もちろん本件に関しては秒刊サンデー側がネタ元に許可を取っていればその意味では無問題)。

海外情報のほうが専門的な気がする、ジャンルによっては時差の関係で情報が早いなど色々な要因が考えられますが、最大の理由は国や言語を跨いでいるので権利侵害的な指摘を受けにくいからではないかと思っています。

いわゆる「海外の反応系」はまた別かもしれません。アレはYoutubeのコメントとか掲示板のコメントとか(もちろんWebサービスや投稿者が権利を持っているのでしょうが)問題がなさそうなネタを拾ってきているところが多いように感じるので。

 

海外コンテンツの転載メディアはどうなるのか

話を戻して、二次ソースである立場のブログやメディアがそこでしか読めない意見を記載しないというのはどうにも腑に落ちません。

情報をまとめて紹介し利便性を提供する「キュレーション」という形態はアリでしょうし、英語を読めない人にとっては海外コンテンツが知れるのはありがたい事でしょう。

しかし何の意見も足さずにただ翻訳し画像をパクるだけ(つまり単純に翻訳しているだけ)というのはメディアを名乗るのにはお粗末ではないでしょうか。意見を書く一貫としてそれが事実かどうか裏を取る必要もあると思います。

情報をパクるだけのブログやメディアが氾濫している現状はいずれWeb上の社会問題として議論になるかもしれません。で、それとは別にユーザ側が真偽を見抜く目を養う必要もやっぱりありますよねという話→WHOが抗ガン剤を全面禁止?Facebookでシェアする情報には気を配りましょう

 

この記事に書いてある事まとめ

きちんと取材をする一次ソースについては記者の主観を交えず情報のみを提供するのはおかしくない

逆に引用する側の二次ソースについては個人の意見を書かないとただの丸パクリになりがち

英語ソースの引用・転載はメディア間で契約を結んでなければそれだけで翻訳権的にアウト。誤訳があれば他にも色々侵害するかも

それは秒刊サンデーだけでなくバイラルメディアやガジェット系ブログ含めかなりのサイトがやってしまっている

このスタイルのメディアは何かのタイミングで大きな問題になるかも。もちろんユーザ側の真偽を見抜く目も必要

著作権は親告罪なので転載元が何か言ってこない限りは問題にはなりません。このグレー状態で無双し、アクセス数ひいては広告収入を稼いでいるサイトはたくさんあります。

個人的に気になるのは本件がデマだった場合、例えば福島の漁業組合などしかるべき人達が信用毀損罪・業務妨害罪などで二次ソースである秒刊サンデー側を訴えられるのかという点です。

つまり本当に↓なのかというところ

 
話が広がると表現の自由だとかTPPでの著作権の非親告罪化だとかに飛んで収拾がつかなくなりそうですが、誰も悲しむ事なく楽しくインターネットができるようになるといいですね。

これは私の主観ですが、例の記事は面白ニュースではないと思いました。

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